デザイナー1年生のための教科書「アプリデザインドリルPDF」96ページ完全公開
今回、クラスメソッドのアプリデザインドリルを作成しましたので、みなさまに公開させていただきます。
メールアドレスなどの登録はなく、フリーでダウンロードいただけます。
以下のリンクからダウンロード可能です。
本ドリルは、参考書兼問題集として作成されています。まずは、出題される問題で現段階での理解を確認し、その上で解説を読んで理解して、再度問題を確認することで基礎知識を覚える構成になっています。
内容は、以下をまとめています。
- クラスメソッドデザイナーが仕事を進める上で認識しておくと良いこと
- いろいろな方を見ていて、よくつまづいている部分についての説明
綺麗なレイアウトを作成することの技術的な面での記載はありません。レイアウトついては良サイトがたくさんありますので、あまりみない情報をお届けできればと思います。
ドリル目次
- PART 1:UIデザイナーの役割
- 1-1. クラスメソッドUIデザイナーのマインド
- 1-2. 基本の姿勢
- 1-3. デザイナーの時間管理
- PART 2:デザイナーの動き
- 2-1. プロジェクトの受注
- 2-2. 要件ヒアリング
- 2-3. 開発手法によるスケジュール確認
- 2-4. 必要最低限の項目を洗い出す
- 2-5. ワイヤーフレームで全体像を確認
- 2-6. メイン機能の動線(目的達成まで)を再度情報設計・デザイン
- 2-7. 1機能ごとディテールを詰めて確認していく
- PART 3: デザイン前の前提知識
- 3-1. 著作権、意匠権、ライセンス
- 3-2. 知っておくとよい知識
- PART 4: アプリデザイン基礎知識
- 4-1. 最初はOSの違いを理解しましょう
- 4-2. アプリと解像度の理解
- 4-3. プラットホームに応じたデザイン知識
UIデザイナーの役割
UIデザイナーとして入った場合の「チーム」で働くについて記載しています。問題には、実際にクライアントとの締め切り日程などの調整について考えるといった問題と解答を用意しています。
デザイナーの動き
動き方の一例を記載しています。全体的なイメージがあると次に何があるのかを把握し準備ができているため、心に余裕が生まれます。余裕がない作業は質にも影響を及ぼします。
デザイン前の前提知識
デザインのインスピレーションを検索することは多くあります。それ自体が悪いことではないのですが、企業で働くプロのデザイナーとして最低限の知識は知っておきましょう。
ドリルについて
いろんな見え方があると思っています。
- 自社開発で動くデザイナーの論理や姿勢とは異なるかもしれません。
- もっと具体的な技術面に触れてほしいかもしれません。
- 文字ではなく図で示してほしいもあるかと思います。
しかし「目に見える形にした」ことで、共感や反論などの議論の種が生まれることも目的としています。DevelopersIOで表明することで何かしらの種が広がる可能性は大きいのではないかと期待します。
ドリルをみて「クラスメソッドはこうなんだ。うちの会社はこうだね」といったコミュニケーションの材料にしていただけたり、自社でドリルを作成していただき公開する企業様が増えたら、初心者でもベテランでもデザインの業界にいる人たちの全体の幸せにつながるのではないでしょうか。
またこのドリルによって、クラスメソッドのデザイナーの働き方をイメージいただければ幸いです。
今後もこのドリルは更新をしていきます。更新優先のためパワーポイント資料で作成しています。文字の行ずれなどが気になるのですが、そこはご了承ください。
まだ、書ききれていないことも多くあり、気づいていないこともおそらくあります。アップデートができましたら、再度みなさまへ共有をさせていただこうと思っています。
クラスメソッドのデザイン組織はメンバーを募集しています
これに共感いただける。これをみてここを改善できる・したいという方をクラスメソッドでは募集しています。
参考
本ドリルですが、弊社CDO枌谷が代表を務める制作会社ベイジが公開している『webデザインドリル』を参考に作成させていただきました。